さて、今日は時価総額に対する私見です。
インデックス投資に採用されるMSCIやFTSE、TOPIXなどはインデックス構成銘柄を各銘柄の時価総額でウェイト付けした時価総額加重インデックスを採用しています。
時価総額加重インデックスは、割高な銘柄のウェイトが大きく、反対に割安な銘柄のウェイトが小さくなる傾向があるため、時価総額の大きな銘柄が有利になり、割高なものがますます割高になり、割安なものに資金配分が少なくなります。
世界の時価総額ランキング推移
順位 | 2020年 | 2007年 | 1990年 |
1 | マイクロソフト | ペトロチァイナ | NTT |
2 | アップル | エクソン | 興銀 |
3 | アマゾン | GE | 住友銀行 |
4 | グーグル | チャイナモバイル | 第一銀行 |
5 | フェイスブック | 中国商工銀行 | 富士銀行 |
私は日本のインデックス投資の資金が、今の流れに少ながらず影響しているのではないかと考えています。
通常成長株は成長傾向が鈍化するとその成長度合い以上に売られることになり、つるべ落としのチャートを描くと理解認識しています。
しかし、インデックスに採用され、誰もが認めるMSCIやFTSE銘柄に採用されると全員参加型の相場になり、そのようなことは起こりにくくなるようです。
世界の株式マーケットで起こっている現象は、そのような一面もあることは否めないのではないでしょうか。
いつまで続くかはわかりませんが、インデックス投資のマーケットに及ぼす影響を多少なりとも理解しておいて損はしないと思われます。
私はいろんな意味で、算出指数や決済通貨などのプラットフォームも見直しの時期がきている、そんなことを考えながら世界マーケットを俯瞰的に見ています。
小型で割安に放置され続けている日本株に、マネーが押し寄せてくるのを予想している自分がここにいるのですが... ^^;
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