2021年4月10日土曜日

お金と幸せについて


よく話題に出てくるお題目ですが、私見を述べてみたいと思います。

都道府県別幸福度

各都道府県の住民へのアンケートによって「幸福度」を明らかにした統計があります。
それによると、
1.宮崎県
2.沖縄県
3.大分県
4.福井県
5.石川県
6.鳥取県
7.京都府
8.富山県
9.熊本県
10.香川県
以下鹿児島県、山梨県、高知県と続きます。

いわゆる田舎で低所得県がランキングの上位を占めているようです。
(やはり所得が高い仕事はストレスが高いということかな...)

人の幸福はお金で買えるか

お金がないよりはある方が幸福度が、絶対的にも相対的にも高いですね。
しかし相対的な指標である幸福度は、絶対的なお金の量により比例的には高まりません。

あるデータで年収750万を超えるとそれ以上収入が増えても幸福度は上がりにくいのも事実です。
このあたりがお金で幸福を買える限界値なのかもしれません。
「幸福をお金で買う」という意味では、サラリーマンは自分の時間リソースを売って幸福を手に入れているのは間違いありません。

時間という貴重な資産はできるだけディスカウントしたくないし、すればするほど経済的自由、アーリーリタイアへの達成は程遠いものになります。
デフレ下の日本では不当に時間価値が安く売買されてきました。日本人の幸福度指数が低めなのもうなずけます。

幸せ感は一人ひとりの心の持ちようで変わる相対的なもの 

幸福度が相対的なものである以上、一定水準以上の収入があれば気の持ちようで幸福度はかなり変わるものだと思います。
100年前の幸福度データは存在しませんが、もしその時の統計が存在したならばその時代のある所得水準が基準に限界幸福度が決まっていたでしょう。

私はここで言う限界幸福度地点がお金による幸福の限界であるとは思いませんが、その時代や住んでいる周りの環境、また人間関係が幸福度を大きく変えるものだとも思います。

同質性とでも言いましょうか、横並びであれば不幸には感じない、むしろ一番多い世帯収入層以上に金持ちであれば、もしかしたら異質な存在になり、仲間はずれにされたりして逆に不幸になってしまうこともある。
出る杭は打たれるという日本人の体質は世界で言う幸福度を大きく歪めるものになると思います。

一人ひとりが信念をもって日々生きていくことが、いろんな意味で大切ですね。
それは資産運用にも通づるところがありますが...

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