2022年7月6日水曜日

債券も暴落!豪州ゼロクーポン債券に旨みが出てきたかも…


世界的なインフレ懸念が金利を押し上げています(除く日本)。
ごたぶんに洩れず豪ドル債の金利も上がってきています。

豪10年債利回りが急上昇、一時8年ぶりの4%台-世界的な債券売りで

ゼロクーポン債って?

通常債券は利息が定期的に支払われますが、ゼロクーポン債というのは、金利がつかない代わりに、額面よりも安い価格で購入できる債券のことです。

利息を出さないので税の繰延ができ、複利で元本が増えていきます。

イメージ
SBI証券より抜粋

例えば
10年満期で金利が5%のゼロクーポン債は複利金利分をディスカウントした価格で売り出されます。

100万円のクーポンでしたら61.4万円で売り出されることになり、最終10年後に為替などが同じ条件なら100万円受け取ることができます。
(但し、最終満期時に益が出れば源泉税が徴収されることはどの運用商品も変わりありません)

このように単利で運用するより複利で運用できるゼロクーポン債は同じ債券でも非常に有利になります。

運用利回りシミレーションは下記サイトがわかりやすいのでリンク貼ります。

債券にまつわるリスク

日本の金利はご存知の通り無いので、債券に投資するとなると外国のものになりますね。
ということは
①為替リスク
②信用リスク(カントリーリスク)
③価格変動リスク
が発生します。
また、ゼロクーポン債も債券なので同様のリスクが発生します。

よって投資するなら先進国発行の債券しか選択肢はありません。
トルコやブラジルの二桁金利のゼロクーポン債なども販売されていますが、いくら利率が高くてもリスクが高すぎて買えませんね。やめておきましょう!

債券に投資するなら米国債か豪州債

世界一安全性の高い米国債券は外せないですが、豪ドル債券も見逃せないです。
というのは近年オーストラリアは国際収支が経常黒字国なんです。
(米国は大幅経常赤字国)
そして今後も黒字が予想されています。やはり資源国は強い。
かつては高金利通貨の代表だったこともあり、今後も金利の先高感は強いのではないかと思います。

ただ、
豪ドルの過去平均値がざっくり80円前後なので、まだこちらも円安すぎて投資しづらいです。
まあ、仮に90円から60円まで豪ドル高になっても、もし利率が5%以上なら、何もなければ受け取るときに元本は確保できますが。

私自身は金利や為替状況を見つつゼロクーポン債券に投資していく準備を進めたいと思っています。
株式も債券も暴落していますが、この暴落が逆に投資チャンスだと考えて次の行動に移したいですね。

いつもながら投資は自己責任で。

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