2022年6月11日土曜日

投資戦略としての東証上場海外投資信託を斬る?!


ドル円がふたたび130円台に乗せて円キャリー取引が活発化しています。
円資産だけに頼ることは非常にリスクの大きい時代になりました。
”未来は誰にもわからない”、いろんなものに分散投資することが以前に増して重要になってきたことを痛感しています。

東証上場海外株式ETFを調べる

東証に上場している海外株式ETFは全部でなんと60銘柄ありました。
↓↓↓

でも悲しいことにほとんどの銘柄は出来高が少ないのが現状。
そんな中で米国のメジャーな指数ETFは十分な出来高があります。
SP500に連動するETF、NASDAQ100に連動するETFは特に多いようです。

今回はこちらに絞って調べてみました。
東証HPより抜粋

SP500とNASDAQだけでもけっこう多く上場していますね。しかもSPDR S&P500以外は、昨今の円安局面での投資選択肢を広めるヘッジありも備えています。

最近の売買代金ベスト5

①NEXT FUNDS NASDAQ-100
②iシェアーズ S&P500
③上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり
④MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
⑤NEXT FUNDS S&P500(為替ヘッジあり)
いずれも1日10億円以上の売買代金になっています。

4月末での純資産ベスト5

①iシェアーズ S&P500 690億円
②上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり 460億円
③iシェアーズ S&P500 米国株 ETF(為替ヘッジあり) 440億円
③NEXT FUNDS NASDAQ-100 440億円
⑤上場インデックスファンド 米国株式(S&P500) 410億円

東証上場の海外ETFを活用するメリット・ディメリット

メリット

・管理が楽になる
・経費を抑えることができる
・円で取引できる(為替取引が不要)
・真夜中に起きていなくても日中に売買できる
・貸株金利を享受できる
・二重課税調整制度がある
など

デメリット

・自動積立投資ができない
・売買するのがめんどくさい
・価格の乖離がある
・償還リスクがある
・分配金が自動で再投資されない
など

東証上場海外ETFに投資するならリレー投資が最適解

いちばん気になるのが償還リスクですね。償還になるということは出来高もなくなりますので売却するのも一苦労するかもしれません。
この辺はETFの純資産残高をチェックしておくのがマストになります。これは投資信託を購入する場合も同じですね。

ディメリットを十分理解して納得できるなら、東証上場海外ETFへの投資はありだと思います。

そしてETF投資するならやっぱり投資信託からのリレー投資がもっとも効率的なやり方になるというのが私の答えになりました。

くれぐれも投資は自己責任で。

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