2020年6月13日土曜日

「買われるもの、買われないもの」の二極化は何を意味する?

”制限緩和”という言葉がそこここに出始めたような気がしますが、皆さんがお住いのところはどうでしょうか?
早く以前のような日常生活に戻りたいと私は思っているのですが...
「もう以前のような生活には戻れない!」という声が聞こえてきそう。とほほです。

それはさておき、今日は二極化の話題です。


二極化、いわゆる格差とか独占などに代表される現象はどこにでも起こりうることです。
株式市場も「買われるもの、買われないもの」がいつも存在し、これはマーケットの宿命でもあり、人間の宿命でもあるのです。

トレンドを追う動物が人間である以上そのようなことは繰り返し起こるのです。
人気のあるものやトレンドに乗ったものが買われていくのは、株式市場だけの話ではないということ。

数が限られている株式は、多くの方に広く低価格で流布するのではなく、価格の上昇という形で具現化しますね。
ふつうの考えでは買えない水準まで価格が吊り上げられた個別株の銘柄群が、業績を伴なえばさらに買われていきます。いわゆる10倍株”テンバーガー”と呼ばれる銘柄群はそのような傾向にあります。(10倍株の中には業績の伴わない、大量の資金を使って株価を吊り上げるいわゆる仕手株という例外もありますが)
それらも含めて個別銘柄の投資をするなら、トレンドに合ったマーケティング(市場調査)が必携となりますね。

では二極化とは何を意味するのか?

私は「バブルが発生していること」と理解しています。
バブルと言えば1980年代後半の日本のバブル、2000年のITバルブなどを思い浮かべることが多いですが、実はバブルは広い意味でいつでもどこでも起こっています。
コロナショック時マスクバブルが起こっていましたようにね。
いかにしてバブルのトレンドに乗っかるかは、先ほどふれたような卓越したマーケティング眼力が重要になります。
持てるものと持たざるもの、その間に雲泥の格差がでてくる資本主義。それもまた現実であります。

株式市場の世界では、その二極化をだれでも享受できる商品”インデクスファンド”がありますね。インデクスファンドは買われるもの、買われないものも”一緒くた”になった素晴らしい商品だと改めて思います。でもそれに気づいたものだけが享受できる商品なのです。これに気付くのもマーケティング能力の一つかもしれません。

この素晴らしい商品を超低コストで買える時代に生きる特典を十分に生かして、富の配分の恩恵にあずかたいものです。
それにしても10年前、アマゾンやモノタロウ、日本M&Aセンター、最近でしたらレーザーテック、トリケミカル研究所などに集中投資していたらなぁ~と思うのは”いけないこと”でしょうか???

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