2020年6月16日火曜日

デジタルデータ社会のゆくえ

関東方面ではもう猛暑日ですか。「もし日本に梅雨がなかったら砂漠になっちやう」なんて思いますよね。さすがに地球温暖化を意識せざるを得ない、そんな日が続いていますが、皆さんのお住いの地域はどんな感じですか?

今日はデータ社会についての話題です。


デジタル社会の到来で”データの蓄積”がこれまでにない価値を持つようになりました。
それは膨大なデータを即断に活用できるテクノロジーが進化してきたことによる部分が大きいからです。

例えば、グーグルのインターネット広告に代表されるインプレション広告なんかがそうなりますかね。
訪れたサイトの履歴などをリアルタイム分析し即活用して、その人が欲しがりそうな広告を表示される仕組みになっています。

仕組み自体を詳しく明かされることはありませんが、いろいろな分野にわたってデータ即断活用システムが使われるようになってきているようです。今後はデータ量とテクノロジー進化によって加速度的に利用が進むものと思われます。

ビッグデータに代表されるコンピューターが発達していなかった時代は、アナログ的なデータの蓄積はあったにせよ、人間の肌感覚で集めた”経験”というアナログな履歴データを、いわゆるヤマ勘で対応していました。そこには属人的で他人が知りえない能力としてなりたっていました。
このアナログななりわいもすごいものだと思うのですが、今そんなことを言うと前時代的な扱いを受けることになってしまうでしょう。

私は画一的なデータ活用に危惧を覚えています。世界中の人が同じデータに基づき行動を誘導されていく、たとえそのことが相対的に正しいことだとしても、ある意味あまりにも偏ったデータ活用のような気がしてならないのです。

少し意味は違いますが、資産運用の世界で現在インデックスファンドが世界中で大流行?!しています。これは過去のデータに基づき導き出された結果だと思います。もちろん私のような一般人はそれがベター運用商品だと思います。ただ、みんながみんな其れをやってしまうのはどうなのかなと最近思うようになりました。

決してアクティブファンドが良いといっているわけではありませんが、今後投資運用の世界で、ウォーレンバフェットやピーターリンチなどの、正当なやり方でインデックスを長期で上回るパフォーマンスをたたき出した”英雄”が出てこないというのもなんとなく寂しい気がするのです。
データ活用と人間の肌感覚とが融合された新しい投資○○が生み出されて欲しいなと思っています。

膨大なデジタルデータを持っているものだけが勝ち組になり、アナログな世界が消えていく現実を受け止めつつも、極端な方向に向かわないことを願うのはおバカさんでしょうかね。
”ゆりもどし”を信じる私にとって、極端な方向に向かうことは好としないというのが本音です。

リアルな世界では実店舗がなくなってしまって、アフターコロナ後の景気回復は”人のいない景気回復”と誰かが言っていました。
膨大なデジタルデータを持っているものだけが勝ち組になり、アナログな世界が消えていく現実。それを受け止めないと生き残っていけないという危機感も一方では感じますが。

WEBサイトを眺めて、日々進化しているネット広告を見ていて、デジタルデータ社会について個人的な肌感覚な思いをつぶやきました。
皆さんはどうお考えでしょうか?

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