2020年5月4日月曜日

バフェットの決算から見るアクティブ運用の終焉?!

ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイの2020年1~3月期決算は、最終損益が497億ドル(約5・3兆円)もの赤字(前年同期は黒字216億ドル)と発表しました。
おそらく四半期ベースでは過去最大の赤字になると思われます。

バフェット氏はアクティブ運用の神様のような存在で、私もバフェットに関する本をたくさん読みました。
投資とは何か、どのような会社が投資すべきかということの基本を学びました。
現在はインデックスファンドを資産運用の中心に置いていますが、個別株も保有しています。

資産運用という一面から見た場合、神様でさえSP500を推奨し、インデックスにはかなわないようになってきた?ご時世ですから、凡人は余計なことはせず市場平均を買うことが一つの解になるのでしょう。(下図のように超長期では圧倒的にバークシャー・ハサウェイが勝っている)

バークシャー・ハサウェイの軌跡(直近のバフェットのポートフォリオはこちら

1980年からのBRK-AとSP500(米国ヤフーファイナンスより)
ではアクティブ運用はなくなるでしょうか?

私はなくならないと思います。どうしてかというと人は資産運用一択という一面で投資をしている人ばかりではないからです。
アクティブ運用の理念や思い、投資手法(優待投資など)、投資している会社などさまざまな要素が人の心を動かすからです。
いくらコストが多少高くても、たとえ長期的にはインデックスファンドを下回る成績しか残せないと分かっていても、人は夢を追い求めるものなのです。

インデックスファンドとアクティブファンドは表裏一体の面があり、アクティブファンドがあるからインデックスファンドが成り立っていると思います。

インデックスファンドはコスト、アクティブファンドは運用成績を追及してお互い切磋琢磨して投資家にいいファンドが生まれ続けていくことを期待します。

0 comments:

コメントを投稿