2022年7月16日土曜日

ニッセイ・インデックスバランスファンド4資産均等型 2022.6月ウオッチ

米CPIが悪化したことなどで先行きの不透明感が一段と強まっていますね。
かといって総崩れになることもなく底堅いマーケットが継続しており、何となくインフレを織り込みつつあるような気がします。
今後のビックテックの決算発表次第になってきました。全て織り込んでいることを期待して待ちたいところです。

ニッセイ・インデックスバランスファンド4資産均等型 2022.6月


運用概況

各資産クラスの騰落(ベンチマーク)
国内株式 ー2.1%(ー2.1%)
国内債券 ー1.0%(ー0.9%)
先進国株式 ー2.3%(ー2.4%)
先進国債券 2.4%(2.4%)

今月は内外株式の下落がひびきマイナス0.7%。株式が大きく下落した印象がありますが、為替の影響で4資産の減価は抑えられました。多分散効果出ていますね。

純資産額は213億円と先月より微増。基準価格が下落したにもかかわらず少し増えており、継続的に資金が流入が続いているようです。
また今月はベンチマークとの乖離もなくうれしく思います。

資産別組入比率
今月
     

5月末時点(グラフ右)で比率はほぼ4資産均等になっていましたが、為替が円安にふれたのとボラティリティの少ない外国債券が価格が、下落したのにもかかわらず相対的な比率が上がり全体的な債券の比率を押し上げています。
今月はほぼリバランスはしてない感じ。日本人にとってラッキーな相場環境が続いており、極端な資産のブレは起きていません。米国が粋な計らい?!をしてくれている間は甘えておきましょう。

資産クラス騰落の印象

外国債券は昨年終わりからひどく売られていますが、その下落を十分埋めるほどの円安になっており、昨今の外国債券不要論は成り立たないと思われます。
もし日本債券は安全確実な資産と考え、それに偏った運用をしていたら思惑外の結果になっています。
現代ポートフォリオ理論に則り、自分自身が目指すべき有効フロンティアに近い運用を心がけることが大切ですね。伝統的資産強し。

終わりに

昨今の円安がどこまで進むのかわかりませんが、円立てと外貨立て資産に50%づつ投資するニッセイバランスファンド4資産均等型は、通貨分散の観点からもバランスが取れていると思います。派手さはないですが安定感抜群のファンドであることを再認識したしだいです。

ニッセイさん、今後もよろしくお願いいたします。

0 comments:

コメントを投稿