2020年5月3日日曜日

株式マーケットと需要と供給の関係

最近マスクが品不足で値段が高騰して話題になっていますが、今日は物(株価など)の値段について考えてみました。

経済学に必ず出てくる「需要と供給」の関係は誰でも知っている理論で、モノの値段が決まる基本中の基本です。

売りたい人と買いたい人の値段の提示で均衡点を探り、その時々で値段が決定します。売りたい人が増えると値段は下がり、買いたい人が増えると値段は上がります。

今回コロナショックでマーケットに大量の売りたい人が現れ、それまで値付けされていたものが崩れました。
しかし4月に入り買いたい人が増えてきて、元の値段に戻ろうとしています。現在は下がった分の半値戻しのところで折り合いをつけています。

株価も短期的にはこの需給関係が値段形成の最大要因ということを現実に表してくれています。
この短期的な需給関係には複雑な人間の心理が潜んでおり、一言では語りつくせないと思いますので深くは触れませんが、パニックに代表される症状が経済にも及ぶ深遠な現象とでも言い表せるでしょうか。

図は教科書によく出てくる需給均衡表です。
線がクロスしているところで値段が決定されることをうまく表していますね。
このクロスしていることは平均に回帰するということも表してるような気もします。
平均回帰という言葉もよく使われますが、基本はこの需要と供給の関係にあったんですね。

短期的には株価は需給で決まります。
では中長期ではどうでしょうか。それにプラスして企業業績の良し悪し(株式では一株利益の増減)で形成されていっていると思われます。株式マーケット全体でいうところGDPに比例して各国のマーケット指数が形成されていくと思われます。

カウチポテトなインデックス投資をしていますが、その値段の決定にはさまざまな事が絡み合って出来ているということも頭の片隅に入れておいてもいいかもしれませんね。

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