2020年6月3日水曜日

円安が進むと・・・

やっぱり?リスクオンの円安ですかね。
世界の株式インデクスファンドに投資している私にとっては嬉しいことなのですが...

今日は自国通貨の話題です。


本来自国通貨価値が下がることはよくないことですね。
たとえば、最近話題になりました日本の食料自給率、日本はカロリーベースで約6割を輸入に頼っているのです。(生産ベースでは約3割)

海外から入ってくる食料の値段が上がり、さまざまな食料品の値上げ圧力がかかります。メーカーは値上げすると売れないので製品の内容物少しずつ減らして、見かけ上以前と同じ値段で販売します。いわゆるステルス値上げをしたりしています。

食料品以外にもたくさんの物やサービスを輸入しているので、価値の下がった通貨円で買える量が少なくなっていきます。ほぼほぼ決まった収入で暮らしている大多数の庶民には良くないことになります。
ということは円安が進むと国内景気が落ち込むことになるのです。内需系の企業は不振になり、一方いわゆる海外との取引を中心にしている大企業は物を売り易くなり業績が伸びるでしょう。

日本にとって円安、円高どちらが良いのでしょう?
普通の庶民にとっては円高の方がいいんです。リタイア世代も円高最強でしょう。

でも政府は真逆のことをします。円安誘導をはじめとするリフレ政策をガンガン実行しています。これは大企業を優先することになり、また別の意味、国が海外に持つ資産を守ることにもつながるからです。
日本は海外になんと3000兆ドル!!??もの海外資産残高を持っています。これが、日本がいくら国の借金が膨大にあると言われても破綻しないという根拠になっています。
いわば日本国は世界中に資産を分散して持ってるファンドと同じなのです。
おそらく富裕層も同じように海外に資産を保有しており、彼らに不利になることを国がするわけがないのです。(国会議員は富裕層が多いため)

私たち庶民にできる円安対策は、円というリスク資産?のみを保有するのではなく、地域、通貨、企業、人をも分散した世界中の株式に投資することがもっとも合理的な円価値下落対策になると思います。

今回日本の対外資産などを調べてみて、”政治家たちのすることの裏を読めば、自分たちの資産を守ることが出来るのかも?”と感じました。

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