今年に入っての米国株の大幅調整。アメリカ株に(特にナスダック)集中投資していた方は苦しい局面を迎えていますね。
日本株もそれに連れ立って調整していますが、下げ度合いが控えめですかね。
しかし…
日本株が世界株インデックスからどんどん外されていく
少し前、5月12日にロイターが報じたニュース
ニュース記事にもありますが、除外銘柄を記載しますと
ベネフィット・ワン、コスモス薬品、日野自動車、関西ペイント、ローソン、ライオン、メディパルホールディングス、メルカリ、三菱ガス化学、三浦工業、オリックス不動産投資法人、ポーラ・オルビスホールディングス、リンナイ、良品計画、参天製薬、綜合警備保障、スタンレー電気、住友ファーマ、大正製薬ホールディングス、東京センチュリー、東洋水産、ツルハホールディングスの以上22社
除外基準は浮動株比率や流動性、時価総額がチェックされているようで、世界の中で日本株はプライム銘柄でもマイクロチップに属するのかもしれません。
MSCIワールドインデックスの日本株の占める割合は6%弱になっています。
かつて瞬間的に40%を占めた時期もあったのですから、まさに栄枯必衰。
人気のないものは世界株のインデックスにも採用されないことになり、益々万年バリュー株になるや知れません。残念なことです。
日本株は魅力がないの?
私的には”いえいえ全然そんなことない”と言いたいです。
今回MSCIインデックス除外された会社の中にも魅力的な銘柄が多く含まれます。個人的にはいぶし銀で渋い銘柄が多いと感じます。特需によって時価総額が嵩上げされている会社よりビシネスモデルがしっかりした会社を採用して欲しいものです。
例えばリンナイとか三浦工業。両社ともニッチな市場で欠かせない製品造り、高いシェアを占める優良企業だと思います。
MSCI指数は時価総額絶対主義?なので仕方がないですが、採用基準にEGS、SDGSの要素をより多く取り入れるべきではと言いたくなります。
趨勢的に日本は衰退する一方ですが、こと企業に関しては魅力的な会社が至極たくさん存在します。
日本株は復活する日は来るのか
インデックス投資が隆盛の昨今マネーの流れが時価総額の大きい企業に集まりやすい傾向にある昨今、完全復活するにはカタリストが必要です。
今の日本株は割安すぎるのですが、自由なTOBなどが成立しない構造になっています。東証再編で若干の修正は入りましたが、まだまだ企業側は積極的な株価対策には腰が重そう。
同業他社で利益を削る戦いをしている現状を打破する業界大再編を期待したいですね。
世界最速少子高齢化などの大問題を抱えている日本ですが、規制緩和を強烈に押し進める政治的リーダーシップを発揮できる政治体制が成立すれば復活する信じてやまないです。
キッシーでは無理だと思いますが、次のリーダーに期待します(無理か〜)
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