2021年2月5日金曜日

GPIFウオッチ



GPIF 2020年度 3Q速報報告

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2020年度の3Q運用速報を出しました。
結果から言うと素晴らしい運用をしてくれています。
10月-12月の3Q収益率は6.29%となり、10兆円超を稼ぎ出しました。

特筆すべきは3Qの収益率もさもありなんですが、4月からの1Q~3Qの累計収益率がなんと18.49%になっています。下手なアクティブ株式ファンドも負けてしまうほどです。GPIFはバランスファンドなんですから...

タマゲたもんだ~、コロナバブルさまさまかな...


改めて見るGPIFのポートフォリオ


運用哲学がブレず、淡々と伝統4資産(国内株式・国内債券・外国株式・外国債券)の市場平均に等分散投資しています。
現代ポートフォリオ理論に基づいたリスク・リターンを追求したポートフォリオを構成しており、素人投資家は学ぶべき点が多すぎます。

GPIFはコスト管理面も超一流

GPIFの運用コストは、過去を通じて平均 0.04% となっています。
同じ4資産で運用している低コストバランスファンド、「ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型」の信託報酬が0.154%程度ですので、その低コスト度が際立ちます。
逆に、どうやってそんな低コスト運用ができるのか知りたくなりますね。

年金運用で思うこと

GPIFは資産運用の教科書的な存在であり、運用の王道は”リスク管理であること”を暗に訴求しているような気がします。
コロナバブルが継続していますが、バブルはいつか弾けます。その時にどれくらいのドローダウンになるのかで市場に居続けることができるかが決まるでしょう。

100%株式、100%仮想通貨、それは一か八かの賭博でしかないと私は思いますが、皆さまはどうお考えになるでしょうか。

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