2020年12月20日日曜日

社会保険税に潰される日本社会


ついこの間まで「各地で史上最高気温続出」などと言うニュースが飛び交っていましたが、今度は「寒すぎる年末、史上最高の積雪」になっています。
例年、暑い夏の冬は寒くなるということですが、今年は典型的なパターンなっていますね。
寒いのが嫌いな私にとっては避けたかったのですが...

まあ、コロナ禍ですし、ぼちぼちインドアを楽しみますかね。

 大手企業がリストラ加速させています

先日”オリンパス、国内で950人削減へ 早期退職を募集”という発表が流れました。
事業の再構築も含め、日本を担ってきた大企業がどの業種もリストラを加速させています。
ここで言うリストラは人員整理のこと。
メガバンク、電機、レジャー旅行、紳士服などなど、上げればきりがないほど大規模なリストラの発表をしています。

日本は本当に人手不足なの?実は大企業人余りではないのかと思わせる動きです。
産業構造の転換、デジタル化の推進、年齢構成の歪み、総人件費の再構築などなど理由は多岐に渡ります。

 実は社会保険料負担は労働者だけの問題ではない

サラリーマンなら毎月の給与名様を見て、社会保険料の高さに苦渋をなめていると思います。
でもこれは会社側も同じなんです。
保険料は労働者と使用者が折半して払っているんですよね。
しかも毎年どんどん値上げされていっています。有無を言わせぬ形で強制加入させられてやりたい放題でそのお金を使われています。

もし自分が経営者ならこの負担感は半端なものではないと思います。会社の経営が傾いていても、そんなことお構いなしに徴収していかれるのですから。

 バンガードが日本を去る理由

先般、世界最大級のインデックス運用会社である米バンガード・グループが日本から撤退を発表しました。

いろいろと理由はあるのでしょうが、コスト意識の高いバンガード社が日本に拠点を置くメリットはないと判断した裏には社会保険料の企業負担もあったのではないでしょうか。
日本は本当に海外の企業に嫌われてしまっているのではと思います。

 役所がやる保険制度はすべて終わっている

経営意識の低い役場が運営しているものは非効率だらけの世界です。
いくらデジタル庁ができても、組織自体がスリム化しないとどうにもなりません。
米国並みとは言いませんが、民間にまかせられるものは民間でしていただいて、足りない分を公的部門で補うという方式にしないとどうにもなりませんね。

わかっているのにやろうとしない、そういう公的機関体質がこの国をある意味”夢のない国”にさせてしまったのです。

 尊厳死法制化も含め、人生の終末を自分で決めれる国になってほしい

スペインで安楽死法案が可決しそうです。ヨーロッパでは寝たきり老人の数が日本ほど多くないそうです。いろんな理由があると思いますが、世代間のコンセンサスが出来ているからなのではないでしょうか。

自分が寝たきりになり、生きているのかわからないようになった時どうしたいかを選択できるそんな制度があってもいいと私は思います。

これからますます進む日本の高齢化、幸せな終末とは何かを一人ひとりが考える時期に来ているのではないでしょうか。
コロナはそれを問うためにやってきたのかもしれません。

0 comments:

コメントを投稿