2020年8月1日土曜日

改めてコロナが与える株式市場への影響を考えてみました

西日本もようやく梅雨が明け、本格的な夏が到来しました。
暑つぅ!あれほど太陽の光が恋しかったのに、外出時はなるべく影を探してしまいます。ほんと人間って我がままですね。(というか私が我がままなんですが...)
心境的には、これ以上自然災害がないことを祈るばかりの今日この頃です。


さて、今日は改めてコロナが与える影響についての話題です。

コロナは革命的な社会の変革をもたらしつつあります。これほどまで劇的に生活様式の変化を要求されたことは私にとってはありませんでした。まさにニューワールド。時代が巻き戻ったり、近未来の実現など、コロナ時代に右往左往している自分がいます。

コロナが与えた株式市場への影響を具体的に見ていきましょう。

・世界的金融緩和とヘリコプターマネー
前例のない世界的な金融緩和とヘリコプターマネーによって、マーケット氏は実体経済とはかけ離れた感じの様相になっています。これがいつまで続くかと言われたら、「未来はわからない」と答えるしかないです。

・強いものはより強く、弱いものはより弱く
GAFAMを始めとした米国を中心としたIT関連企業の株価はまさにバブル的なチャートを描いています。NASDAQは史上最高値を更新し続けており、PER何倍まで許容されるのかわからない状態です。
一方重厚長大型の産業が多い日本株は指数こそ米国株に引っ張られる形で高値圏にありますが、その中身は惨憺たるものです。特に小型株はリーマンの時のようなチャートをしている銘柄が多数存在し、悲惨そのものです。

・SDGSの勃興
地球環境を守り、持続的可能な社会を創造する理念で歌われているSDGSを重視している企業が支持されてきている。今後これが次の株式市場のメインテーマになるかもしれない。

・エネルギー国、企業の没落
ここが最もコロナの影響が大きいことだと思います。
人・物の移動が滞っており、それに使われる産業、企業が壊滅的な状態になっており、国営化されなければ破綻することは確実になっている。

・産業としての観光が成り立たなくなった
コロナ以前、最も成長産業としてみられていた観光に関する産業も壊滅状態です。上の案件と被るところがありますが、人の接触がメインの業態なので、それを制限するコロナの影響は計り知れない。

・都市や仕事の定義の再構築
リモートワークできる仕事はそちらに移行して、いわゆる都会の事務所でみんな一緒に集まって仕事するという仕事のやり方が問われ、オンラインで済ますことが出来ることはそれで済ます、より効率的なワークの在り方が模索し始められている。IT企業と被るが、映像型配信の勃興が著しくなっている。逆に通勤不要のインパクトは、観光需要激減とともに鉄道会社の存在定義が問われている。

極端な話、コロナワクチン・治療薬の出来不出来で、市場から退場する産業がたくさん出てきそうです。
細かい点を挙げればまだまだたくさんあると思いますが、大きくはこのようなことかなと思います。

インデックス投資をする我々は、それらの企業を丸ごと買っているわけで、影響が無いといえばウソになりますが、コロナ禍でダイナミックに動いていくの企業の栄枯盛衰はこれまで通り一つの通過点になっていくことになります。

明るい世界経済の未来を祈って今を強く生きていこうと思います。

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