2020年7月23日木曜日

ペイオフ対策、私の場合

コロナ禍をキッカケに日本企業のリストラクチャリングが本格的しつつあります。人も施設も、過剰になっているものは選別して破棄する、再構築するなりとその速度が加速していくものと思われます。
かつて窓際族などという言葉がありましたが、そんな悠長なことをしていると完全に競争に負けてしまい、名門大企業ですら組織自体が消滅してしまう時代になりました。
日本は完全に後進国になってしまっているのです。国全体がそれに早く気づくべきなのに、バブルを謳歌した人たちはなかなかその栄華を拭い去ることが出来ないようで...

今日はペイオフの話題です。

今更ながらペイオフって何でしょう。皆さんはお分かりですよね。
そう預金保護のことです。なんとなく言葉の雰囲気はわかっていましたが、いろいろ調べたのは初めてです。

預金者側からの立場で簡単に制度をまとめると次のようになります。

万が一金融機関が破綻した場合、預金者の預金などを保護するための保険制度。
その保護の内容は一般的には、1金融機関につき預金者1人当たり「元本1,000万円までと破綻日までの利息等」が保護されます。

もし詳しくお知りになりたいようでしたら預金保険機構のHPをご覧ください。

私はメインバンクとして住信SBIネット銀行を利用しています。定期預金の残高が預金保険の保護になる金額になったため、「わざわざ新たに銀行口座を開設しないで対策したい」と思い、いろいろ考えました。
使っていないゆうちょ銀行に資金を振替えすることが第一候補になりました。でもなんとなく、国がゆうちょ銀行の資金を操作している感が否めないので止めることにしました。

そこで出てきたのが証券口座の預かり金・MRFというものです。銀行口座で言う普通預金のようなものです。でもこの残高がペイオフが適用されるわけではありません。
しかし証券口座にも会社破綻時に資金を保護する規定があるのです。顧客資産の分別管理によって証券口座は全額保護の対象となっているようです。

現在預金金利は実質0金利ですので、金利の付かない証券口座に預けていても何も支障がありません。全額保護ならむしろメリットの方が大きいのではないでしょうか。
証券会社ではキャッシュカードの発行もしており、私の保有口座は入金無料、引出しも5回まで無料となっており、ほぼネット銀行と変わりません。

まあ、住信SBIネット銀行が破綻することはほぼないと思いますが、過去に破綻した金融機関に預けていた経緯がありますので、念のための対策です。

という訳で、私のペイオフ対策は、銀行口座から証券口座に少しずつ資金を振替えることに落ち着きました。

地方銀行苦難の時代、皆様もペイオフについて考えられてはいかがでしょうか。

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