2020年6月18日木曜日

毎月支払っている年金保険料はどうなっている?

最近よく見かけるようになったビニールの仕切りってどれくらいの効果があるんでしょうね。なんとなくポーズのような気もしますが、ニューノーマルになってしまってますね。
エアコンが効いている室内はいいですが、これからの季節、屋外でのビニールの囲いは熱中症の原因になるかもと思いました。

さて、今日は年金の中身についての話です。

昨日は年金の受給額の話をしましたが、今回は支給する側の話をします。
みなさん、毎月年金保険料(税)をなんとなく納めていると思いますが、そのお金がどうなっていくのかご存知ですか?
厚生労働省が出している統計に基づいて年金の収支グラフを作ってみました。
近年の年金財政状況

基本納めた分は年金受給にそのまま回ります。でもそれだけでは足りない状況なんです。国庫負担金というのは税金です。合計では25%程度ですが、その内訳は厚生年金は約20%、国民年金に関しては約50%が税金で賄われているんです。いつのまにか保険料が保険税に変わっていますが、ということは広い意味90%が税金ということになります。

完全に自転車操業なんですね。現役世代が一生懸命自転車を漕いで走らせているのです。毎年一人にかかる負担が増していきます。もうへとへとなんです。

1970年代に政治の思惑だけで現在の部課方式年金制度になりました。その時から少子高齢化になることはわかっていました。今さえよければ現役世代を犠牲にして何でもやってしまえという傲慢なやりかたですね。

私は今すぐにとは言いませんが、皆が希望をもてる給付のやり方を国民にシェアして考える取り組みが必要だと思います。ただ単にベーシックインカムをいいとかそういう話ではなく、日本人が世界に誇りになる高齢期のセーフティネットを作っていかなければならないとつくづく思います。

その時代にあった最も効率的なものに変えていく、それはアプリのバージョンアップのように、最終的により良いものへと変貌していくものが一番いいですね。
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