2020年5月28日木曜日

ソフトバンクG株は投資信託か

先進国の経済活動の再開がそろりとはじまり、そこここに明るい兆しが見えてきてましたね。新興国の状態が懸念されますが、コロナの実態が見えつつあるような気がしますね。

今日はソフトバンクGの話です。
孫さん率いるソフトバンクGが前期の決算で大赤字を出し話題になりました。
ソフトバンクGの事業内容?を少し調べてみました。

いずれも2020年3月期 ソフトバンクG決算資料より

通信のソフトバンクがメインの事業だと普通は思われていますが、実は通信の分野の占める割合は企業価値全体の15%程度にすぎません。たくさんのメディアで紹介されているように半分はアリババの企業価値が占めますね。そしてアーム、Tモバイル(旧スプリント)、ビジョンファンドとなりほとんどが有価証券で占められています。
事業セグメントにこんなことが書いてあります。
❝ 通信事業会社から戦略的持ち株会社へ. ソフトバンクグループは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、世界の人々が最も必要とするテクノロジーやサービスを提供する企業グループとなることを目指すとともに、企業価値の最大化を図っています。❝  
企業価値の最大化=ソフトバンクGの最大化という意味なのでしょう。
投資信託は不特定多数の人々から資金を集め、株式等を購入しそのファンドの価値を大きくしていき、ファンド保有者の価値を最大化していくのが目的だと思います。

ソフトバンクG株を買うということは孫正義というファンドマネージャーにお金を預けて、基準価格を上げて効率的に資産を増やすことと同じ意味になるのでしょう。

バフェット率いるバークシャーは会社の目的は
❝ 会社の目的は、バークシャー株の内在価値の一株当たりを最大限に高めることです❝  
と謳っており、類するところがありますね。

私はソフトバンクG株を直接保有していませんが、決算説明資料を拝見して上記のこと以外に多くのことを学びました。
もし、孫さんの言う「情報革命で人々を幸せに」という経営理念を信じるならば、個別株に投資してもいいかなと思わせる資料でした。
まだ見てない方は是非一度ご覧ください。

米国の時流をいち早く経営に取り入れる孫正義は”やっぱりすごい”の一言です。

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