2020年5月16日土曜日

当てにいかない投資、資産運用

久しぶりにしっとりとした雨の朝ですが、心地よい気温が何とも言えないです。
お肌の健康を保つのには適度な湿気が必要なので、雨もしくは曇りの日の方が好きという方の多いのではないでしょうか。

さて、今日はバランスファンドの話です。
実は
「先日10資産バランスファンドを組成し、運用を開始しましたので皆さん買ってください」
というのは冗談ですが、

8資産バランスファンドに代表される、幕の内弁当型投資信託は相対的にリスクが低く、自動的にリバランスしてくれてメンテナンスが楽なのがいいですよね。

人間というのは勝負師の面がありますので、自分の選択したものが正しいことであるというバイアスが働きます。(経済心理学的では”コントロールの幻想”と呼びます)
たとえば、コロナショックがあるまでは10年近く株式の資産クラスが好成績をつづけていました。今後も強気で株式を増やした方も多かったのではないでしょうか。

その選択は正しかったと思います。
でもそんな中ショックが起きてしまいました。特に今回のショックは誰も予想できない未曾有の出来事であります。
このような人間心理のバイアスは投資という面からはマイナスの方向になることも多いですね。

参考に各資産クラスの成績を見てみましょう。

いずれもmyINDEX わたしのインデックスより引用

各資産クラスの騰落は予想不可能なことがわかります。
そこで8資産バランスファンドを保有するとすべて資産クラスの騰落を享受することになり、当てにいく資産運用ができない仕組みになるのです。(逆に言うと当てに行く投資もできることになりますが)

私は、バランスファンドは投資における心理バイアスを軽減し、機械的にコントロールしてくれる素晴らしい商品だと思います。
人間の認知的バイアス、アンカーリングを避けることができるのです。

よくバランスファンドは投資初心者にお勧めなんて言われますが、私はベテラン投資家にお勧めなのではないかと思います。
ベテラン投資家ほどアンカーリングが強く働き、当ていく投資をする傾向にあるのではないしょうか。

私も積み立てしている8資産均等型バランスファンドは、現在あるインデクスファンドでは究極の商品だと思います。(できれは10資産バランスファンドを出してほしいです)

米国株を中心に堅調な株式マーケットのが続いている中、ちょっと一息大きな森を見るものいいのかな。

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