「株価は美人投票だ」というのは、イギリスの経済学者ケインズが言った格言です。
ここには実は深~い意味があったんですね。
20世紀初頭イギリスの美人投票は”懸賞”のような仕組みがあったようで、美人ナンバーワンに投票した人に商品が配らていたそうです。(なんとなくノスタルジーを感じますが)
これをケインズが株式市場に当てはめ、こう言っています。
この格言は短期投資でよく喩えられ、いわゆるテーマ銘柄のような連想ゲームをいざなう浮雲があちこちにありますね。❝ 個々の判断に基づく投資より投資家集団の好みを考慮すべきである ❝
次は5G、いやAIだとか。最近でしたらテレワーク、遠隔医療関連、なんか”雨後のたけのこ”のように話題になったりしますね。
私は本当によくこれだけ連想できるな~と感心します。ゆえに頭の回転の速い人しか短期投資でうまくいかないと考える所以です。
実は今起こっている株式マーケットももしかしたら、美人投票に近い現象?のような気がしてきました。
以前の新興国ブームしかり、日本のアベノミクスしかり、そして現在進行形の米国株投資しかり!?。
「いやいや米国株一択投資は違いますよ、米国株はファンダメンタルに基づいた長期投資の究極の市場です」という反発のありそうですが...
私が参考にしている”エビデンスに基づく投資”という考えがありますが、その考え自体も周知されてしまえば、美人投票的なものに変わってしまっているかもしれませんね。
おばかな!私は、連想ゲーム投資は無理なようですので、結局インデックスを中心とした運用スタイルに落ち着くのが正解かな。
ちなみにケインズは投資家としても大成していたようで、中小型の割安株に集中投資するバリュー株戦略で財を成しています。
やるな~、ケインズさん。

0 comments:
コメントを投稿