2020年4月27日月曜日

ナスダック100指数の中身

前回米国株は強かったという話をしましたが、その要因を作っているナスダック100指数を調べてみました。 いろんなサイトで紹介されていますので今更感があると思いますが、私なりまとめてみました。(いずれもQQQ – Invesco QQQ参照しました)

そもそもナスダックてなに?
1971年世界で初めてのコンピュータネットワークによる証券市場システムを開設されその自動相場価格表のことのようです。(知りませんでした)

ナスダック100指数
上記ナスダック上場企業で金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数。

構成銘柄 銘柄(テッカー)割合の順
マイクロソフト(MSFT) 11.73
アップル(AAPL) 11.08
アマゾン・ドット・コム(AMZN) 10.53
フェイスブック(FB) 4.03
アルファベット(GOOGL) 3.87
アルファベット(GOOG) 3.87
インテル(INTC)  2.90
ペプシコ(PEP)  2.11
ネットフリックス(NLFX) 2.09
シスコシステムズ(CSCO) 2.03

言わずと知れたFAANGMが上位を占めています。

セクターアロケーション
情報通信 66.5
一般消費財 16.5
ヘルスケア 8
生活必需品 6
資本財 2
その他 1(電気通信・金融)


ここでは情報通信の中にはコミュニケーションサービスも含まれています。生活必需品や公益なども含まれているとは思いませんでした。米国には幅広い業種でイノベーションが起こっていることが分かりますね。

パフォーマンス 年初来 1年  3年  5年  10年 発足時からの順
NASDAQ-100  -10.29 7.03 14.08 13.8 16.17 7.35
ナスダック総合 -14.18 -0.38 9.21 9.46 12.37 5.68
ラッセル3000  -20.90 -9.13 4.00 5.77 10.1 5.66

ちなみにラッセル3000という指数は米国株式時価総額の98%を占めるそうです。VTIのようなものになりますかね。

パフォーマンスもすごいのですが、シャープレシオが高くリスクリターン比が高く投資効率において優れているということですね。

今回ナスダック100指数簡単にを調べて感じたことは、確かにIT分野に偏ってはいますが、業種が意外に分散されていて、新陳代謝も適宜おこなわれており、優秀なファンドであるということです。
でも当然ですがボラティリティは高く、投資タイミングによってはSP500指数などのいわゆる代表指数に比べて回復するのに時間がかかるかもしれません。

しかし今はしませんが、いろんな意味で投資する価値はあるなと私は思いました。

追記
最近アクティブ対インデックスの話が賑わっていますが、何をもってアクティブ、何をもってインデックスと定義するのかも重要なのではないかと思います。
先日も言いましたが、本当の意味のインデックスは全世界全ての株式を含むインデックスのことだと思います。他のインデックスは大なり小なりアクティブの要素も含まれているというのが私見です。

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