2020年4月13日月曜日

NISAって本当に有利?

NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。
私も現在、普通のNISAと積立NISAを利用していますが、プロパガンダに嵌められたと感じています。

今更ながら制度の基本を押さえましょう。
現在3種類の仕組みが併存しています。
①普通のNISA:2014年1月~
毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
②積立NISA:2018年1月~
購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
③ジュニアNISA:2016年~
未成年者(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。

さてさてなぜ3種類もあるのでしょう?!これって何かに似てないでしょうか。
そうですね。年金制度と同じような手法で制度に罠が仕組まれているのです。
ぶっちゃけ、複雑、行き当たりばったり新設、一定期間で利益が出ることが前提、損益通算が使えないなどなど。

特に最後の損益通算ができないのは致命的ですよね。普通のNISAは5年間の期限がありますので、明らかに長期投資が前提になっていません。

積立NISAなら20年あるから大丈夫と思いますか?日経平均は1989年に最高値をつけましたが、その後31年経った今でもまだ半値でしかないのです。米国株でも20年に渡り低迷した時期が多数あるのです。

結論
何が言いたいのかというとNISAなど使わずに、特定口座で買い付けたものに損失が出たときに損を出して損益通算で非課税枠を創り、配当は確定申告で総合課税制度を利用して低税率課税にしていくことが大多数のサラリーマンには有利ではないかと言いたいのです。
(ちなみにIDECOを利用できる人はこちらは良い制度だと思います)

何かご意見のあるかたはコメントいただければありがたいです。
皆さま、よろしくお願いいたします。


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